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ちょっと、 ためになる話。「2」 
孫悟空も食べた、ばん桃。
静かなブームです。
上の写真なんだと思いますか・・・? 画像を変形しているのではありませんよ。
これがばん桃なんですよ。
普通の白桃なんかのイメージからすると、桃とは思えませんよね・・・・。
我々桃栽培者が見ても核割れして変形してしまった商品価値の無い、捨てる桃に、
こんな形のが、たまにできるくらいしか思いませんよ。
でも、これがばん桃の正常な姿なんですよ。
この、中国の昔話に出てくる、食べると不老長寿になると言う伝説の桃、ばん桃について、
ちょっと調べてみました。
当然、中国原産です。
ばん桃の字は、蟠桃と書きます。
蟠は、わだかまると言う漢字ですね。
とくろをまく「龍」、とか、うずくまると言った意味があるそうです。
ばん桃の、形からきていると思うのですが、少し、気味が悪い感じがします。
古代中国ならではの、イメージの発想でしょうか・・。
日本で名前をつけたなら、きっとこの様な名前になっていなかった様な気がしますね。
別名、ピントウ、座禅モモとも言うそうです。
座禅桃と言うのは、胡坐をかいて座り込んだ様な桃と、言う意味でしょうか。
この方が少しは、日本的名前ですね。
でも、もう少し、かわいらしい名前だといいと思いますよね・・。
蟠桃を、広辞苑で調べて見ると、
仙人の家にあるという大きな桃の実。3000年に一度開花し、結実するという。
長寿を祝うのに用いる。{漢武故事}とありました。
ばん桃は、明治の初め頃、天津、上海水蜜桃「現在の白桃のルーツ」などと、一緒に
中国から、導入されたと記録が残っています。
以後、普通の桃のように、品種改良されなかったので、現在栽培されているのは
その当時の品種だと思いますよ・・?
これは、私が果樹試験場研修時代、「30年くらい前」に、撮ったばん桃の品種写真です。
ちょっと、色あせて見にくいですが我慢して下さい。

小青ばん桃 RIT6 Peento

在来ばん桃 大紅ばん桃
試験場には、10品種ほどあったように記憶しています。
その中の一部です。
他にも、花がきれいで、実も食べられる家庭果樹向きの八重咲きばん桃、
なんて言うのもありました。
中でも、「大紅蟠桃(だいこうばんとう)」は白桃に似た白い果肉で、香りがよく果汁多くて甘くて
食味良好だったと思います。
恐らく現在、出回っているのはこの品種だと思います。
我が家でも、昔、少し作っていましたが、栽培が難しくて、その当時は、商品価値が、無かったので
切ってしまいました。
最近は、消費が多様化して、珍しいもの欲しい人が増えたのか、普通の桃よりやや高めですが
高級果物店などで売られていて、ちょっとしたブームになっているようですよ。
大きな産地は無く、全国的に少しづつ栽培されているようですので、市場へ出回ることは殆ど
無いようですね。
大紅ばん桃は、7月下旬〜8月中旬頃、果物専門店などで出まわります。
どこかの店で、見つけたら一度買って食べてみてください。
長寿になるかも知れませんよ・・・・・?。
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