Welcome to noguchi farm 

ちょっと、 ためになる話。

トップページへ < 目次

離核(りかく)と粘核(ねんかく)。


離核、粘核の話をする前に、小難しい話になりますが・・・・・
果実の特徴をちょっと説明しておきます。


桃は、果樹(くだもの)の中では、核果類というグループに分類されます。
核果類と言うのは、
読んで字の通りで、硬い核を持っている果物と言う意味なんですよ。
核果類の仲間には、梅、スモモ、杏、さくらんぼ、ヤマモモ、などがあります。
核の役割は

核の中にある種子を保護するためにあります。
不思議なことに種子が発芽する春先になると、
金槌で叩いても割れにくい硬い核が、自然に真ん中から二つにパックリと割れます。
桃太郎の昔話みたいでしょう・・・・・・(^^)

核はいつできるのでしょう?

桃の実の生育ステージのなかに硬核期と言う時期があります。
品種によって多少前後しますが、5月下旬〜6月上旬が、硬核期です。
5月下旬頃から核が硬くなりはじめ6月10日頃には完成します。
早生、極早生は、充分核が完成しないうちに実の肥大が始まります。
実の肥大によって、核が引っ張られ核割れという現象が多くなります。
核割れすると、種子が死んでしまい実の方に養分が、行かなくなり、変形果や、
糖度の低い桃になってしまします。
特に、早生極早生は、核割れさせないように作ることが、美味しい桃作りのコツなのですよ・・・・

さて、
離核と言うのは、

黄金桃
実とたね(核)が外れやすい桃をこう呼びます。


粘核は、
ゆうぞら
実とたね(核)が外れないもの桃のことです。
離核と粘核の中間の品種もあり、これを、半粘核と呼ぶそうです。

なぜ、離、粘核、の桃ができるかと言うと、

品種によって遺伝的に、決まっているようです。
野性桃は、離核のものが殆どなので、遺伝的には、離核が優勢のようです。
昔(明治、大正、昭和40年頃まで)は、
かなり離核の品種が出回っていたようです。
生食の場合は、たね(核)と実離れが、良い方が食べやすいので、
一般に好まれたと古い文献に書いてありました。

例えば、
過去の離核品種。
天津水蜜、谷五郎、大和水蜜、大久保、中山金桃など

過去の粘核品種。
上海水蜜、玉露、鈴紅、愛知白桃、馬場白桃、大和白桃など、


最近では(昭和50年以降、)
育種の目的が、糖度、食味、を重視しているので、
品質の良い、粘核の白桃、白鳳などを、両親に交配して、どんどんと、
新品種が、出てきています。
現在栽培されている品種は、ほとんど、白桃か白鳳の流れを汲んでいるので
すべて粘核だといっても過言ではないと思います。

現在の主力品種。
日川白鳳、白鳳、あかつき、浅間白桃、川中島白桃、ゆうぞらなど、すべて
粘核品種です。

ただ、上の写真の黄金桃は、離核品種です。


769−0402  香川県三豊市財田町財田中3437-1  野口果樹農園
                            tel fax  0875-67-2464

                                      e-meil  noguchi-kiyosi@gaea.ocn.ne.jp
−Copyright(c) 2005−2006 All rights reserved