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ちょっと、ためになる話。



桃のルーツ (明治以前)


桃栽培の歴史は非常に古くて、原産地の中国では、2500年くらい前から栽培されていたようです。
孔子が書いた書物に、すでに桃の名前が、登場していたそうです。ものの 本に書いていました。
ただ、現在のように、桃の字ではなくて、毛毛{もも} こんな字だったようですよ。
当時から、毛がいっぱい、生えていたのでしょうね。
中国から、シルクロードを通り西へ渡り、まず、古代ペルシャ、ギリシャ、伝わりヨーロッパ一帯へ、
17世紀には、アメリカ大陸まで広がったそうですよ。


日本では。


日本へは、朝鮮半島を通って入ってきたと思われますが、いつごろかは、定かでないようです。
弥生時代「約2000年前」の遺跡から、野生桃の種子が、発見されていますから、それ以前でしょう。
日本での桃栽培の記録は、古事記や日本書紀に登場してきます。
その当時は、花を観賞するために、栽培されていたようですけど。
鎌倉時代になると、普通に食べられていたという記録が、残っているようです。

時代が、さかのぼって、江戸時代になると、京都の桃が有名だったようですから、
生食用の栽培も、かなり盛んだったのでしょう。
現在出回っている桃は、明治時代に入って中国や、アメリカから導入された品種が、
ルーツですから現在の桃とは、かなり違った品質だったようです。

私も学生時代に、品種保存畑 「昔の品種を絶やさない為に数本づづ保存してあった畑」
にあった、その当時栽培されていた、といわれている、品種の桃「名前は、忘れましたが」を、
食べたことがありますが、野生桃に近く、小さくて渋くてまずかったように、記憶しています。

こんなに、長い歴史があるので、中国でも、日本でも、桃にまつわる伝説が、数多く残されているのは当然ですね。


中国では、不老長寿の果物

古く中国では、ももは、単なる果物ではなく病魔や災厄をよせつけない力があり長寿をもたらす
{不老長寿の実}として珍重されていたようです。

西遊記のなかで、孫悟空は、天界の桃園{ばん桃園}、3600本の木の管理をまかされ、手前の1200本は
3000年に一度、実をつけ、それを食べると仙人になれ、真ん中の1200本は6000年に一度、実をつけ、それを
食べると不老不死になり、一番奥の1200本は9000年に一度、実をつけそれを食べると、未来永久に
生き続けられるとされていました。
この桃を、西王母{中国の伝説に出てくる仙女}の誕生日に、食べる慣わしになっていましたが、
孫悟空が盗み食いをしてしまったという伝説が残っています。
ちなみに、この西王母の誕生日は、3月3日。
日本では、桃の節句です。 何か関係があるのでしょうかね?
桃が、その当時は、それほど貴重なものだったのでしょうね。

現在でも、中国では、結婚式などのお祝いに、桃の形をしたまんじゅうを、食べる習慣があるそうです。
桃の厄除けのちからは、広く人々に浸透しているようです。

この伝説に出てくる蟠桃「ばんとう」は、現在も、栽培品種として残っており、少量ですが、果物専門店などで
販売されているようです。
我が家でも、昔、数本試験的に栽培していました。けっこう美味しかったですよ。
ただ、売り物にはならないと思い、切ってしまいましたけどね。
消費が多様化した現在では、作って見たら面白いかも知れませんね。


桃には、魔よけの力が、


桃の節句「旧暦3月3日」
中国では、桃の木には、体の中の悪いものを取り除く力があるとされてます。
桃が、魔よけの力があるという、考えが、日本に伝わって、ひな祭りの時に、桃の花が使われる
ようになったそうです。
旧暦3月3日と言えば時期も、花盛りだし、その美しさも、女の子と結びついたのでしょう。

桃太郎伝説
桃太郎の話は、鬼退治で有名ですが、この鬼とは、「厄」のことであると言う説があるそうです。
桃には、霊力があると昔から考えられていたようで、邪気「厄」を祓うために、桃を使った話が生まれた
と言われています。
そう考えると、厄除けの話だったんですかね?

百手祭り
節分には、桃の枝で作った弓で、葦の矢を打って鬼を祓う儀式が伝わっている神社もあるようです。
百手祭りの原形では、無いでしょうか?
百手祭りは、各地で行われていますが、桃手祭りと書くところもあるそうです。
祝詞には、「桃の木の里〜」言う言葉が出てくるそうです。

また、魔よけのために、寺院の建物や門に桃が彫られているいるのもしばしば目にします。


歴史の古い桃には、このように、伝説、言い伝え、信仰的な事まで、多く残されているんですね。
ちょっと、ためになりましたか?
疲れたので、では、次回。


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