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柑橘作業講座
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       高接ぎ



















柑橘の高接ぎは、既存の品種から、
新しい有望品種に一挙に更新する場合に行います。
改植して苗木からに比べ、
短期間で品種更新ができるので、良い技術です。

接木時期は、
木が、水分を上げている時期ならいつでもできます。
一般的には、4月〜6月がいいです。
やや活着率は落ちますが9月~10月も可能です。
水揚げを確認するには、桃の場合同様、
やや太い枝の皮をめくってみて、容易にはがれれば、
水分が上がっています。


用意するもの。

穂木
2~3月の剪定の時期に適当な太さの、
1年生枝を採集して、乾燥しないように、
ビニール袋に入れて、冷蔵庫に保存します。


接木テープ
普通の接木テープと、
薄くて伸びのいいメデールを用意します。


接木ナイフ
やや薄めの、穂木切ナイフ。
やや厚めの、切り込みナイフを用意します。


剪定鋏
穂木の切断に使います。


方法

まず、穂木を削る

穂木の平らな部分を見つけ、
ナイフを水平に当て、軽く穂木を引きます。
そうすれば、表皮、形成層、木質の3層が、
年輪のように見えます。

深く削りすぎるとと、木質(白い部分)が多く出て、
形成層(黄緑)が見えにくくなります。
裏返して、60度くらいの角度で、鋭く切りかえします。

穂木を作り、濡れタオルで包んでおきます。



次に、台木ですが。

前もって、少し枝葉を残し、剪定しておきます。
丸坊主状態になりますので、
直射光線で、
日焼けを起こす可能性がありますので、
ホワイトンパウダー(石灰乳でもよい)を
木の上面を中心に塗っておきます。







次に、台木の切り込みです。

台木の上面か側面の皮が平らな場所に
ナイフを水平に当て、
下に向けて切り込みます。
ナイフの角度で自然に切り込めますので、
あえて、深く切り込む必要はありません。
軽く切り込み、木質部に達すると、
硬くなりますので、その時点で止めます。

そうすると、
形成層のところまで切り込んだことになります。
ここが重要です。

穂木の形成層と台木の形成層が
ぴったりくっ付くことが、成功のポイントとなります。

これは、
他の果樹、庭木などすべて応用がききます。


切り込みを上から開いたところです。
中に木質が少し見えてその周りに、
薄黄色の形成層、その外側は表皮です。










次に穂木を差し込みます。

中央部に強く差し込み、
動かないようにしておきます。












次にテープを巻き固定します。

まず、普通の接木テープで、
台木の接合部分を強く縛ります。
そして、
芽を出して、動かないように固定します。
この場合、
穂木が、1芽で短かい場合は、
接合部分だけ、巻いておけばよいです。






次に、
メデールを使います。


芽の上はメデールを充分伸ばしながら、
普通のテープとの隙間が無いように巻きます。

これで作業は終了ですが、

薄いメデールを巻くことによって、
自然に、発芽した芽が破って出てきますので、
後の作業が楽で、
芽開けの際の失敗もありません。





家庭果樹園で、
みかんの木ある方は、一度お試し下さい。

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