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桃作り講座



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苗作りと接木。

桃の苗は、自分で作るより苗木屋さんで買ったほうが、
手間代、資材代とか考えたら得かも知れません。

ただ、
今までの経験では、同じ品種(たとえばあかつき)が畑に数十本あるするとそのすべてが、
まったく同じ品質のあかつきには揃いません。

たとえば、少し、熟期が早いものとか、小玉のもの、色つきの悪いものとか、と言うように、
木によって性質が少しづつ変化したものができます。
ただ、
品種が、変わったほどの違いはありません。

それが、
遺伝的な違いなのか、植えてある場所、土壌、気象条件の違いからの個体差なのかは、
定かではありません。

我が家では、数十本ある同じ品種の中で、一番品質良いものから枝「穂木」を取って台木に
接木をして、苗を作るようにしています。

私が桃作りを始めた、25年くらい前に比べて、
現在は、
同じ品種の中での木による品質の違いは、少なくなってきたような気がします。
そんな訳で、
なるべく、苗木は自家生産にしております。

しかし、今は種苗法が厳しくなっておりますので、
登録期間中の新品種などは、勝手に増殖すると、法律違反になりますので、
そのあたりは、充分注意をする必要があります。

接木の実際

台木
ネマガードと言って土壌線虫に強い品種を台木に使っています。

我が家では基本的に、野生に近く強勢で、病気や虫に強い台木を使います。
我が家の畑は、開墾して40年ちかくなり、桃の植え替えも三世代目〜4世代目になっており、
連作障害の影響で、樹勢が、弱めで、経済樹齢も、短くなっているからです。

産地によっては、木を小さく育てることを目的に、樹勢を弱くする矮性台(おはつ桃台)を使っているところもあります

            秋の状態。
  ネマガードの結実状態です。      自然落下を待ち冬に土に5〜6cmうずめます


この実は、食べられません、食べてみたら苦かったですね。

うずめた桃のたねが、春に発芽してきます。
15cmくらい伸びたら苗床に移植してやります。    

けっこう手間がかかるでしょう・・・・・・・

春に、移植した苗が、
9月には、エンピツくらい〜親指くらいの太さになります。
これで、台木は、完成です。


    
    9月の、接木時の台木の状態。


さて、これから接木ですよ・・・・・・・

接木{芽接ぎ}

桃の芽接ぎは、時期さえ良ければ良く着きます。
庭木いじりが、趣味の方は、一度やってみてください。
台木は、晩生の白桃系の桃を買ってきて食べたら種を、庭にでも
うずめておけば、自然に、核を割って、発芽してきますよ。
これでも、家庭菜園用なら充分利用できますよ・・・・(^^)


時期。
9月中旬〜下旬ころ。

乾燥が続いていれば、雨を待つか、充分潅水をして、台木が、水を吸い上げてからです。
水を上げていると、木の皮が簡単ににめくれます。
それで判断しています。

ただ、接木をして、2〜3日は、大雨がないい方が、いいですね。


次に、
接木道具です。

 ナイフとテープ


まず、始めに、穂木を取ります。


日当たりが良く、充実した枝を、取り葉丙「葉のつけねの細い部分」を少し残して切ります。


穂木を削ります

  

芽の少し上に、ナイフを入れて、下へ向けて切り込みます。
写真のように、薄くそぎ取ります。「長さ1.5cmくらい」が適当です。


次に台木を、削り、穂木をさし込みます。

    

穂木と同じくらいの大きさに台木に切り込みを入れます。
削った穂木の形成層「皮と、木質の間の黄緑の所」と、台木の形成層を、合わせながら差し込みます。



最後にテープを巻いて完了です。

  

以上です。
やってみると、時期さえ良ければ、意外と簡単に活着します。

覚えてしまえば、色々な果樹類、庭木にも応用できますよ。

お試し下さい・・・・(^^)


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